職場体験実習、受け入れしています
皆様、こんにちは。
あきる野市にあります生活介護笑スリーの佐藤です。
笑スリーでは利用希望ご利用者様の体験利用に加えて、特別支援学校の生徒様からの職場体験実習の受け入れもしております。
この10月では4名の生徒様の職場体験受け入れ予定となっています。
職場体験実習受け入れについて
今回の実習を通して、特別支援学校の先生から特別支援学校での活動や様子についてのお話をお聞きする機会がありました。
個人的に特別支援学校と関わりを持つ機会がありませんでしたので、興味深くいろいろなお話を聞かせていただきました。
職場体験実習の流れについても詳しく聞かせていただきました。
既にご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、知らない方向けにかいつまんでご説明いたします。
特別支援学校では様々な生徒様がいらっしゃり、それぞれに合った進路を決定するために高校2年次から実習を開始してご本人に合った事業所を探していくそうです。
2年次で相性が良さそうで空きがあるような事業所と巡り合えば、3年次も実習をして進路を固めていく。
2年次で相性が良い事業所が見つからない、空きがなさそうという場合には3年次には違う事業所で実習をしてみる。
そういった事業所との調整をしながら、実習時には付き添うこともあるそうです。
生徒様お一人おひとりに対してそういった対応をしていき、卒業後にも安心して過ごせるようにしていくとのことでした。
さらに、卒業後も数年はアフターケアができる体制を整えており、卒業後の様子を見に行ったり相談に乗ったり等のお仕事もされているとのこと。
学校によって多少差があるかもしれませんが、きめ細かいサポートをしていらっしゃることに感心いたしました。
そんな中、なかなか実習先が見つからない生徒様もいらっしゃるとのお話もありました。
特に繊細で自傷や他害が出やすい生徒様は実習受け入れの打診をしても難色を示されることが多いようです。
事業所としても実習生徒様ご自身や利用契約されているご利用者様の安全を守れないとなると、自傷や他害が多い生徒様の受け入れは難しい部分があるのかもしれません。
ただ、職場体験実習ができなければ卒業後の進路を決めていくことに影響を及ぼすことでしょう。
当法人では『柔軟性と積極性を持ち福祉における社会問題に対して取り組んでいくこと』を理念としています。
従って、通所されているご利用者様との兼ね合いもありますが職場体験実習受け入れも積極的におこなっていきます。
不安感を取り除く支援
また、当法人の生活介護では特に自閉症の方への支援に力を入れています。
見通しのつかない状況、意思の疎通が困難な状況等、こういったことから自閉症の方は多くの不安を常に抱えているケースが多いようです。
さらにそういった不安感を、時には自傷や他害といった形で表現される場合もあります。
そんな方たちの不安を取り除き安心できる支援をしていくため、当法人の生活介護ではTEACCHプログラム®からヒントを得て構造化支援の実践に取り組んでいます。
そういった支援が実を結び、現在利用されているご利用者様の中には行き場が見つからず、やっとの思いで当法人に繋がり通所をはじめて、段々と安定して生活できるようになった方もいらっしゃいます。
このような実績がありますので、実習受け入れについても受け入れ先探しに難航されている生徒様がいらっしゃいましたら是非ご相談いただければと思います。
ちなみに笑スリーでの日中活動の内容としては
室内
- 自立課題を実施する作業の時間
- パズルや感覚グッズを使用する余暇の時間
- 横になって休憩をする時間
- 昼食の提供
室外
- 近隣の散歩(30分~40分程)
- ドライブ
などなど、大きく分けて上記のような活動を提供しています。
これに加えてお一人おひとりの状態や様子に合わせて対応を検討いたします。
ご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら是非お気軽にお問い合わせくださいませ。
現場からは以上です。