笑スリー周辺を探検しました!
暖かな陽気が続いている今日この頃。皆様は季節の変わり目を感じる瞬間はありますか?
・日差しが強いなぁー
・虫の声が聞こえてくるようになったなぁー
などなど様々に感じ方、とらえ方があると思います。
わたしはラーメンを食べながらたくさん汗をかいたときに、ようやく陽気を感じた【生活介護笑(えみ)スリー】の伊能でございます。
この度、社会福祉法人SHIPでは新たに生活介護事業所を東京都あきる野市にて開所いたします。
改めまして新しい事業所の名前は「生活介護笑(えみ)スリー」です。
「生活介護笑(えみ)」「生活介護笑(えみ)プラス」に続き、3事業所目の開設になります。
どうぞ、よろしくお願いいたします!
生活介護事業所ってなに?
そもそも、生活介護事業所ってなに?
デイサービス? 老人ホームとか施設? などなど、文字だけでは様々に解釈が出来ますが、日中活動を提供する場なので、イメージはデイサービスが近いですね。
「障害者デイサービス」と謡ったりもしています。
でも、介護のデイサービスとなにが違うのでしょうか?
生活介護事業所
生活介護事業所は障害者総合支援法に基づいた日中活動の場です。
生活介護が提供している内容は、事業所によって様々ですが目的は、利用者様が自立した日常生活、社会生活を営むことができるよう、様々な活動提供、身辺介護(排泄等)を行う事業所で原則18歳~64歳の障がい者が利用されます。 生活介護は、常時介護が必要な方に対するサービス提供する事業所なので、障害支援区分3以上の方が対象になります。
それに対しデイサービスは、原則65歳以上の方を対象とした高齢者の自立支援であり、介護負担の軽減を目指しています。
そこが、生活介護事業所とデイサービスとの大きな違いです。
笑スリーではどんなことをするの?
笑スリーでは
『日中活動をとおして個々の長所を伸ばし社会生活の幅を広げ笑顔を増やす!』
の理念の基、日々支援を行います。
特に自閉症スペクトラム、強度行動障害を抱えた利用者様の支援に力を入れています。
ご利用者様にとってわかりやすい情報(写真、絵、イラストなど)を用いたコミュニケーション方法や、その方に合った支援方法を見つけ出し、ご利用者様が安心して過ごすことができるよう日々考えていきます。
笑スリーでは、主に2つのプログラムを提供いたします。
・作業プログラム:個々の障害特性・学習スタイルに合わせて自立課題を作成しご利用者様に提供いたします。(作業プログラムについてはまた別の機会にブログにてご紹介いたします)
・運動プログラム:体力の維持及び健康増進、社会への参加を目的とし、外出する時間を提供いたします。
今回は運動プログラムの準備に向けて、笑スリーの周辺を探索しながら身体を動かしてまいりましたので、ご報告させていただきます!
笑スリー周辺のご紹介
こちらが、笑スリー周辺の地図です。(わかりづらいかもしれませんが・・・)
地図をたどりながら歩いていくと、木陰がすぐにありました。
風が心地よいので秋や冬に歩く際も楽しみです。
さらに笑スリーから西南の方へ進むこと約5分。
川沿いを一望できる絶景がありました!!
長い階段があるのですが、ここは少し勾配が急でした💦
とはいえ、今日のところは探検ということで階段を下りてみます♪
降りてみると・・・川沿いに繋がる道を発見!!
しかし、そこから先は立ち入り禁止になっていました。(写真左)
近くに警備員さんがいたので、お話を伺いしたところ、
「6年くらい前にあった台風の影響で、今は安全にウォーキングできる道になっていないため、道の修繕をしているところ」だそうです。
予定では11月あたり、また遊歩道として再開する見通しであるとのこと!
コンクリートを敷いて手すりなども付くみたいなので、時期を待ち改めて皆様が安全に歩行できる道か検証してみたいと思います。
ここは本当に東京?
仕切りなおして、探検を再開します!
ここからは、せせらぎ通りという道に向かいます。歩くこと約7分。
想像していた以上に早く、せせらぎ通りに到着しました。
車どおりが少なく、とっても静かな道です。聞こえるのは鳥の声や虫の鳴き声です。
ASDの方は音の刺激が、ときとして不安にさせてしまう原因要素でもあります。
静かで風通しの良い道の中、安心して身体を動かせる環境は必要不可欠ですね!
こちらも涼しくなったら改めて、検証してみたいと思います。
良い運動になったので、そろそろ笑スリーに戻ることにします。
せせらぎ通りを南側に向かって足を進めていきます。
今日歩いたルートの場合は坂道がありますが、今後ほかの場所も散策してみたいなと思っています(‘’◇’’)ゞ
散歩をすることのねらい
最後に、散歩をするねらいをご説明して今回のブログを締めくくります。
生活介護笑スリーでは、体力の維持、健康の増進を図るため、外出歩行を行っています。
重度の知的障害で自閉症の利用者様、強度行動障害を抱えた方が多く利用される予定です。
危ないから、外へは出さないのではなく安全な環境を確保し、見守りのもと安全に外出ができるよう支援いたします。
(雨天はドライブに行き日中の中で外出する時間が設けられます。)
また、散歩を通じて地域に出るということも大事なねらいです。
しかし、ASDの方は気になるものに没頭するなど、独特の注意の向け方をします。
また、衝動性が強いため自制が難しく、道路に飛び出してしまうなどのリスクもあります。
屋外は車が走っていたり、ワンちゃん(いぬ)、落とし物やゴミなど、気になるものだらけです。
室内とは違い、その刺激をコントロールできないのが屋外です。
そのため私たち支援員は、利用者様一人ひとりのことをよく観察します。
利用者様と日々一緒に散歩に出る中で、
・急な走りだすリスクはないか?なぜ走り出したのか?気になるものが何かあったか?
・利用者様に伝わるコミュニケーション方法は何か?手を広げたら道路へは行かないかな?カードは見てくれるかな?
などなど利用者様のことをよく理解し、個々にあったコミュニケーションの取り方を見つけて安全に外出が出来るよう支援をしていきます。
笑スリーではまだまだいろいろと準備を進めていますので、お時間がありましたら是非ご購読いただけると幸いです。
ご清聴いただきありがとうございました!!