TTAPの検査を実施しました!!

みなさんこんにちは!
東京都あきる野市にあります生活介護「笑スリー」の生活支援員、伊能でございます♪

 

7月になり一気に夏の暑さが到来💦

こまめな水分補給、保冷剤を当てて身体を冷やしながら、この夏をみんなで乗り越えていきたいと思います。

 

 

いやぁ~それにしても、HOTに(本当に)暑い・・・

 

 

皆様少し涼しくなりましたか?(笑)

 

 

 

 

生活介護 笑(えみ)の利用者様2名 笑スリーに来所

 

 

先月、生活介護「笑」の利用者様を2名お招きし、TTAPおよび絵画語彙発達検査(PVT-R)というアセスメントを実施いたしました。

今回実施したTTAPや絵画語彙発達検査というのは簡単に言いますと、その方の得意不得意のことが何かを調べたり、言葉(言語)をどのくらい理解できているかを知るための検査です!

 

 

生活介護 笑(えみ)とは

 

 

 

 

 

生活介護「笑」は、重度の(知的・精神)障害をもつ人を対象とした日中活動の場で、2015年10月に設立され、社会福祉法人SHIPとしては初の生活介護事業所”であります!

のちに、生活介護「笑プラス」「笑スリー」と事業所が増え、生活介護事業所理念のもと、日々支援に励んでおります!

 

 

 

いざ笑スリーへ!

 

ご飯を食べ終わったあと13時に「笑(えみ)」を出発し、「笑スリー」へ向かいます。

 

 

到着してからはそれぞれの利用者様にスケジュールを確認していただき、

①室内活動(遊び・作業)②検査③お散歩④水分補給⑤検査⑥室内活動(遊び・作業)といった流れで過ごしていただきました。

 

 

 

 

 

絵画語彙発達検査

 

ASDの方は言葉を”音”としてとらえる傾向があるようで、一見お話が出来るように見えていても実際のところ、”しっかりと伝わっていない”なんてことが往々にしてあります。

そのため、”この方はお話が出来る方だから伝わっているだろう”という前提で支援をしてしまうと、実は理解できていなくて苦しんでしまっている・・・。なんてことに陥ってしまうリスクがあります。

そのため、その方が言葉(言語)をどのくらい理解できているかを把握することがとても大事になっていきます。

絵画語彙発達検査についてはこちらの記事でも書いてありますので読んでみてください♪

(★まずは生活介護から体験しませんか?~体験利用の流れについて①~https://ship-emi.com/2021-8-10/

 

 

ということでまずは、言葉をどのくらい理解しているのかを調べる検査を行いました!

 

★PVT-R(絵画語彙発達検査)

まずは、単語の理解力を調べるべく絵を用いた言葉の検査を行いました。

 

★絵と文字の理解

続いて、絵と文字のマッチングを行いました。

この検査をすることで、身近な動詞をどのくらい理解できているかを把握することができます。

それにより、スケジュールの提示の仕方が様々考えられるわけです♪

 

 

 

 

 

 

お二人とも集中して、マッチングを行っております。

素敵ですね✨

TTAP

次に行うのがTTAPという検査です。

TTAPは知的障害を抱えた方々の障害特性や自分でできること。

逆に苦手なことは何か?を調べるために行う検査です。

 

 

例えば、高校を卒業したら様々な進路選択がありますよね?

・大学へ行くのか?

・社会人になるのか?

「そのために必要なことはなにか」と問われるとどうでしょうか?

・希望する大学に受かるためには、偏差値を上げなきゃだから、塾へ通おう!

・卒業後は車を運転する仕事に就くから免許をとろう!

などなど、次のステップに向けて自分に必要なことを明確にして各々取り組んでいくかと思います。

 

 

知的障害を抱えた方々も成人期へ移行し地域で暮らすうえで、

・必要なスキルはなにか?

・どのようにして過ごすのが本人にとって安心だろうか?

などなど、次のステップに向けて必要なことを明確にして個々に合った自立支援を目指す必要があります。

そのために大事なことは「その人がどういう人なのか?」をよく理解することにつきます。

TTAPの内容についてはこちらの記事でも書いてあります♪

(★自閉症者支援に欠かせないアセスメントとは?https://ship-emithree.com/2024-6-26/

 

 

 

 

TTAPの検査はとても幅が広く、すべてをやるとなると膨大な検査数になります。

そのため、構造化支援(その方の特性に合った環境調整)を実践するうえで、特に必要とされる検査項目に絞って検査を行っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

検査数が多いため、ご本人がどのくらい集中を持続することが出来るかも、観察の対象になります。

今回、生活介護「笑」から来られた2名の利用者様は最後まで検査に集中されていました!!

散歩・室内活動

検査以外にも、少しだけ散歩へ出て見たり、室内で普段なかなか触れることのない遊具を提供し、様子を観察させていただきました。

 

お散歩の様子

 

室内活動の様子

 

 

 

 

バランスボールを上手にバウンドさせることができたり、

ダーツが上手に投げられたり、

室内活動を通して、実は利用者様は”いろんなことが出来る!”ということがわかりました。

 

最後に

 

 

今回、生活介護「笑」の2名に検査を実施させていただき、笑スリー職員一同も大変お勉強になりました。

ご利用者様をはじめ、スタッフの皆様にご協力いただきありがとうございました。

 

生活介護「笑スリー」では現在、利用者様の体験利用が始まっており、すでに4名の方の検査を実施しています。

検査から見えてきた、ご利用者様の特性を職員間で共有し合い、準備を進めております。

 

 

 

見学・体験はまだまだ受け付けております!!

お気軽にご連絡ください。