自立課題ってなーに?~マッチング編~
年明けがついこの間だったような…。もうすっかり日常に戻っていますね。
この写真は笑スリーの2Fから撮った写真です。(最近ずっと天気が良いですねぇ~)
あっ。申し遅れました。私は東京都あきる野市にあります生活介護 笑スリーの伊能です。
年末年始は両家の実家と祖父母の家に遊びに行き、飲みたい放題食べたい放題ごちそうになりました。(本当にありがとう✨)
なので、仕事始めはやはり身体が重かったですねぇ…。
しかし、ウォーキングに日々出る中で体力はすぐ元に戻りました!
やはり、身体を動かすということはとっても大事なんだなぁと改めて感じた年明けでした。
それでは本題に入ります。
自立課題ってなーに? ~マッチング編~
以前、プットインに関する自立課題のご紹介をしたことがあるのですが、今回はそのマッチング編になります。
自立課題についての説明も記載してありますので是非ご覧ください。
https://ship-emithree.com/2024-6-18/
マッチングとは、一言でいうと「モノの仕分け」です。
同じ種類(色、大きさ)ごとに仕分けたり、同じものを組み合わせる作業になります。
自閉症の方は「これにはこれ!」といった一つのモノに対し、同じものを選ぶことが得意!
という方が多くいらっしゃいます。
マッチングを習得すると、言葉や文字が分からなくても形の違いで判別できるようになります。
マッチングのご紹介
★色のマッチング
この課題を通して、
・色の識別が理解できる方か?
・カップの中にボールを入れるということが認識できるか?
などが理解できるようになります。
★数字のマッチング
数字というのは様々な概念があります。
マッチングの場合は
・同じ数字の形を合わせられるか?
・数字と量が結びついているか?
・順序性として認識できるか?
などなど、「数字」といっても意味合いが様々ありますので、アセスメントを取るときには目的が非常に重要になります。
ここでいう目的というのは「利用者様を観察するうえで、支援者が利用者様の何を知りたいのか?」をしっかりと決めるということです!
マッチングが出来るようになると
自立課題というのは“できること(強み)”を活かして、一人で過ごせる教材を提供しているのですが、それ以外にも課題を通して、生活の場面にもご本人のできる要素を取り入れる取り組みを行っています。
これを、般化といいます。
般化というのは、「ご本人の“できる!”をほかの場面でも活かす」ということです!
そのため、般化できるまでになると、日中生活がより充実することが期待されます✨
例えば、笑スリーのとあるご利用者様は、スケジュールの使い方自体を覚えることは得意ですが、意味合いを理解するのが苦手な方です。
そのため、下の写真のようにスケジュールカード手に取ったら、実際の場所まで移動し、持っているカードと同じ絵カードをマッチングすることで、やることの意味合いをお伝えしております。
この方の場合、同じイラスト同士マッチングすることが出来る”つよみ”を持っています。
そのため、「このカードの時はここに行く」「このカードはあそこに行く」といった形でマッチングをしながら目的地へ移動し、動作に移っています。
このように、日々取り組んでいる自立課題のほんの一場面が、日中活動を進めるうえで大事なツールになっている。そんなケースもあるんですね。
最後に
このように、自立課題を通じて習得したスキルをほかの場面でも活かすことで、より社会生活の幅を広げていくことが期待できます。
引き続きご利用者様の“できる!”を見つける中で今後の可能性につなげていきたいと思います!!
最後までご覧いただきありがとうございました✨